
Google アドセンスの審査基準ってどんなもの?
Google アドセンスの審査になかなか受からない
Google アドセンスに合格するためにはどんなことが必要なの?
こんな悩みに役立つ記事になっていると思いますので、参考にしてみてください。
・Google アドセンス 審査基準の要点
・Google アドセンス 審査通過のために必要なこと
・Google アドセンス申請から合格までの当ブログの状況
ブログ収益化の1つの手段としてGoogle アドセンスがあります。ブロガーにとっては最初の関門とも言われており、年々審査が厳しくなっています。
僕は、以前運営していたブログで審査に落ち続けてしまい、挫折。その失敗を活かして、『開設から約1か月・記事数5』で当ブログは1発合格しました。
合格の経験をもとに、僕がやってきたことをご紹介します。
アドセンス合格へのヒントになれば嬉しいです。
・2018年にブログに挑戦⇒1年で40記事書き、最高6000PV・収益1万円を稼ぐ⇒会社と両立できず挫折⇒2021年1月~当ブログaltbaseを開始
・以前のブログでは、SNS集客やGoogle アドセンスは使用しておらず、検索流入とアフィリエイトのみで収益をあげていました。
・会社員をしながら、ブログを書いてます。
Google アドセンスの審査基準とは


Google アドセンスの審査では、Google独自の基準で「広告掲載するにあたって相応しいウェブサイトか?」を判断されます。



あなたのサイト信頼しても大丈夫?
もし、自分が広告主だったら、社会的にイメージが良くないブログや違法性のあるウェブサイトに広告を載せたくないですよね。
広告自体の印象が悪くなってしまう可能性がありますからね。
このようなことを避けられるように、Googleや広告主のイメージを損なわないウェブサイトかどうかを事前に判断してるということです。
では、その審査基準はどのようなものか?を見ていきましょう。
Google アドセンスは、Googleが提供するウェブサイト運営者向けの広告配信サービス。
自分のブログなどのウェブサイトに広告を掲載でき、ユーザーが広告をクリックすると報酬が得られる仕組みです。
報酬は配信される広告のジャンルによって変動し、1クリック平均20円〜30円。
利用は無料ですが、広告を掲載するためには審査に合格する必要があります。
詳しくはこちらの公式ページで⇒Google Adsenseの仕組み
Google アドセンスの審査基準



申し込み時の条件あるよ
Google アドセンスを利用して広告掲載するためには審査をクリアする必要がありますが、合格のための基準は明確ではありません。
ひとまず、Googleの公式ページの申し込み条件を見ていきましょう。
●サイトのページが AdSense のご利用条件を満たしているか確認する
●AdSense の資格要件
●AdSense プログラム ポリシー
●Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシー
●Google サイト運営者 / パブリッシャー向け制限コンテンツ
申し込み条件の中で特に気にかけたほうが良いのは、上記です。
リンクからアクセスすると、内容を読むことができますので、一度目を通すことをおすすめします。
とはいえ、『基準は明確ではありません』と書いたように、条件はあるのですが、具体的ではないので、わかりづらいんですよね。
もし申請して不合格になったときも、ざっくりと「ダメだよ」って教えてくれるので、どう直せばいいのか、困ることもあります。
実際に以前運営していたブログで落ち続けていたときの指摘がこちら。


うん。。もうちょっと詳しく教えてよって思っちゃいます。
ということでは、困ってしまうので審査基準の要点を抜粋します。
Google アドセンス 審査基準の要点
Google アドセンスの申し込み条件から読み取れる審査基準の要点は以下5つです。
- 独自ドメインの取得
- 一定数のコンテンツがある
- アドセンスプログラムのポリシー違反がない
- 他にはない魅力があり、ユーザーの興味を引く独自のコンテンツがある
- 操作が簡単でわかりやすい
5つ目の『操作が簡単でわかりやすい』については、アドセンスに合格している方が使用しているワードプレステーマを使っていれば、問題ないと思います。これに関しては、僕の調べが不足していますので詳しくは検索してみて下さい。
それ以外の4項目について見ていきましょう。
独自ドメインの取得
以前は、はてなブログやAmebaブログなどの無料ブログで申請することができましたが、2016年3月以降~現在は申請不可になっています。
そのため、アドセンスを利用したい場合は独自ドメインを取得する必要があります。
参考⇒AdSense アカウントの開設時にサイトの URL を入力する方法
※無料ブログでの申請は、初回のアカウントではできませんが、合格後のアカウントで申請することは可能です。
一定数のコンテンツがある
アドセンスの審査は、どんな内容のブログなのかを判断しているため、一定数以上の記事が必要です。
0記事では、何もないので内容がわかりませんよね。
調べた限りでは、1記事で合格したというのは見たことがありません。最低でも3記事必要でした。
記事の内容や文字数などを総合的に審査していますので、少ない記事で不合格の場合は記事数を増やしてみるのも良いと思います。
10記事以上が望ましいと言われていたりしますからね。
アドセンスプログラムのポリシー違反がない
アドセンスプログラムのポリシーとは、Googleと広告主、ウェブサイト運営者の関係を良好に保つためのGoogleの方針(ルール)です。
ポリシー違反があると、審査に通過できませんので、「AdSense プログラム ポリシー」をチェックしておきましょう。
常識の範囲でブログを運営していれば、違反することはないと言われています。
とはいえ、あいまいな部分があるので、予期せぬところで引っ掛かってしまうことがあります。
代表的なものだと、以下のようなコンテンツが禁止されています。
- 成人(アダルト)向け
- 暴力的な内容
- 悪態や罵りの言葉、冒とく的な表現
- 爆発物や銃、兵器などに関する内容
- タバコやアルコール、危険ドラッグの促進
- オンラインギャンブルの促進
- 処方薬、未承認の医薬品、サプリメントに関する内容
- Google Play ストアから削除されたアプリ
- 法律などに反して違法性があるもの、不正行為の助長
- 著作権侵害
審査通過後も気づかずに違反すると、広告配信がストップされます。また、ポリシーは変更されることがありますので、更新情報は随時、目を通すことをおすすめします。
他にはない魅力があり、ユーザーの興味を引く独自のコンテンツがある
ブログの記事に独自性が必要ということです。
Googleはユーザーファーストなので、読者が有益だと思う良質な記事が求められています。
悩みや疑問を解決できるのが有益ですね。
独自性がないと、同じ記事がすでに存在しているから必要ない、新たな価値がないと判断されてしまいます。
もし、記事の内容が同じ場合は、自分自身の知識や経験を交えることが独自性になります。
Google アドセンス審査通過のためにやったこと
では、審査基準の要点を踏まえて、合格するために僕が実際にやってきたことを紹介します。
独自ドメインの取得
当ブログは、ドメイン登録専門サービス「お名前.com」で『altbase.org』を取得しました。
独自ドメインの取得は、ドメイン登録専門サービスでできます。また、レンタルサーバーの契約と同時に取得することも可能です。
○○.comや○○.netなどが人気のあるドメインですね。
独自ドメインは審査に必須なので、取得しておきましょう。
常時SSL化(常時https化)
SSL化(https化)とは、通信の暗号化のことを指します。
つまり、常時SSL化とは、ウェブサイト全体の通信を暗号化し、セキュリティの向上をすることです。
Googleは「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」の中で、可能な限りすべてのウェブサイトで 「https:// 」を使用することを推奨しています。
当サイトのURLはmixhostにて立ち上げ時からSSL化しており、『https://altbase.org』になっています。
エックスサーバー、mixhost、ConoHa WINGなどのレンタルサーバーでは、独自SSLを無料オプションで設定できます。
WordPress有料テーマを使用
サイトデザインを整えることで、ユーザー(読者)にとって使いやすく、わかりやすいブログになります。
サイトデザインを整える手軽な手段は、WordPressテーマを導入することです。
当サイトは審査時、有料テーマ「JIN」を使用しています。(※現在は『SWELL』を使っています。)
WordPressテーマには、無料・有料のものがありますが、必ずしも有料である必要はありません。
とはいえ、無料のものに比べると、有料のものはデザイン性やSEO対策、レスポンシブ対応などが優位であることがほとんどのため、導入したほうが後々も良いと思います。
最低限必要なページを用意
サイトの信頼性を高めるために、最低限必要なページを4種用意しました。
有料テーマ「JIN」付属の汎用例とGoogle検索で調べた内容を組み合わせて作成しました。
こちらも有料テーマ「JIN」付属の汎用例とGoogle検索で調べた内容を組み合わせて作成しました。
WordPressプラグイン「Contact Form 7」とスパム対策「reCAPTCHA」を使用しています。
審査通過時のものです。運営者がどんな人か、どんなブログかがわかるように書きました。
(現在は変更しています⇒Profile)
リンクから各ページを参照できます。誤字修正などしていますが、審査合格当時から変更点はほとんどありませんので、参考になるかと思います。
ユーザーにとって有益な記事にする
「ユーザーの悩みや疑問を解決できるのが有益」な記事です。
もし、他の人と記事の内容が同じ場合は、自分自身の知識や経験を交えることが独自性となり、有益と判断されやすくなると思います。
合格のためには、いかにGoogleにとって有益に見える記事の書き方をするかがポイントだと思います。
もちろん、ユーザー(読者)にとって本当に有益だと思う記事を書くことが今後のブログ運営で大切になりますが、アドセンスに合格すれば、収益性が向上しますからね。
僕が審査合格までに投稿した5記事を例にどういった有益性・独自性を狙って書いたのかを紹介します。
・記事の種類:ノウハウ
・有益性:メモリの選び方やメモリの増設方法が知りたい人にやり方を提示
・独自性:実際に自分がメモリ増設を行い、その作業の写真とともに説明
・記事の種類:ノウハウ
・有益性:ロゴ作成がしたい人に無料のロゴ作成ツールと使い方を説明
・独自性:ウェブ版とスマホアプリ版の違いを比較
※ウェブ版の紹介はGoogle検索で多くの記事がありましたが、スマホアプリ版の記事は見つけられなかったため、差別化につながると考えました。
・記事の種類:ノウハウ
・有益性:アクセス解析ツールを使いたい人に導入方法を提示
・独自性:使用するために必要な項目の確認方法がある
※旧Google アナリティクスの導入後、どこを見ればPVやトラッキングコードが確認できるかわかる記事がなかったため、差別化になると考え、その方法を記事にしました。
読者に役立つように見えやすいレビューとノウハウの記事を書いています。
他の記事と違いを出すための工夫もしています。
1記事2000文字以上
よく1記事1000文字以上と言われていますが、十分なコンテンツとなるように、1記事2000文字以上を目安に書きました。
平均文字数は4364文字で、合格当初の各記事の文字数は以下です。
- 1記事目:3432
- 2記事目:4626
- 3記事目:3367
- 4記事目:7882
- 5記事目:2517
明確な文字数の基準はありませんが、有用なコンテンツと判断されるように一定以上の文字数は必要だと思います。
記事の書き方を整える
見出しの使い方にはルールがあるので、これを守る記事の書き方にしました。
ルールを守ることで、読み手が理解しやすく、検索エンジンにも評価されやすい記事になります。
サルワカの「【HTML】見出しタグの使い方:h1〜h6はどう使い分ける?」の記事を参考にさせていただきました。
特にこの記事の「論理的な記事構成にするコツ」の項目がポイントだと思います。
写真や画像などを自分で用意
審査時にコピーコンテンツなどと判断されないように対策するため、写真や画像などは自分で用意したオリジナルです。
写真は、カメラおよびスマホで撮影したもの。使用方法の説明といった画像は、スクリーンキャプチャして編集したものです。
フリー素材を使用していても、アドセンスに合格している方はいらっしゃるので、必ずしも自分で用意する必要はありません。
しかし、フリー素材は多くの方が使用しており、コピーコンテンツと判断される可能性がありますので、合格まではできる限り自分で用意するほうが無難だと思います。
また、同じ理由でYoutubeなどの動画の埋め込みも自分で撮影したもの以外は避けた方が無難ですね。
YMYLの内容を避ける
YMYLとは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった略称です。
お金や人生(健康や安全など)のジャンルを意味する用語として、Googleの検索品質評価ガイドラインに登場します。
これらのジャンルに関する情報は、人の生活や人生に大きく影響するため、Googleはコンテンツの評価基準を厳格にし、より検索結果の品質を高めようとしています。
もし自分が病気になり、Googleで治療法を検索したとします。
信憑性の欠ける情報が掲載されたサイトが上位表示され、判断を誤ってしまったら、問題ですよね。
僕は、株式投資などの記事を書こう思っていましたが、お金のジャンルになるので、アドセンス合格までは避けることにしました。
YMYLの内容を避けるのは効果があるかもしれませんので、お試しあれ。
YMYLについて詳しくは、SATORIマーケティングブログの「【解説】YMYLとは?Google検索品質ガイドラインと対象ジャンル、対策法」の記事がとても分かりやすいので、参考になると思います。
アフィリエイトリンクを貼らない
審査合格までは、アフィリエイトリンクを貼らないようにしました。
アフィリエイトリンクの広告を記事に掲載したまま合格している方がいますので、貼らないことは合格に必須ではありません。
常識的に必要なところに必要なだけリンクを貼り付ければ、問題にはならないとされています。
とはいえ、貼り方によって審査不合格になる可能性がありますので、悩みのタネを増やさないように、合格まではアフィリエイトリンクを貼らないのがおすすめですね。
Google アドセンス申請から合格までの当ブログの状況


ドメイン | 独自ドメイン |
---|---|
常時SSL化 | 設定済み |
サーバー | mixhost |
開設日 | 2020年12月27日 |
運営期間 | 約1か月 |
記事の文字数 | 2500~8000文字 |
ワードプレステーマ | JIN ※現在は『SWELL』を使っています。 |
Google アナリティクス | 設定済み |
Google サーチコンソール | 設定済み |
ブログのテーマ | モノレビュー/DIY/生活改善情報 |
申請時の記事数 | 2記事 |
合格時の記事数 | 5記事 |
投稿頻度 | 3~6日に1記事投稿 |
PV数 | 0 |
審査期間 | 約2週間 |
記事数と投稿頻度
2021年1月8日:2記事目投稿・アドセンス審査申請
2021年1月11日:3記事目投稿
2021年1月17日:4記事目投稿
2021年1月23日:5記事目投稿
2021年1月25日:アドセンス合格通知
記事数2で申請⇒17日後に合格通知。
審査の申請中には、3~6日間隔で1記事投稿して合計5記事になっていました。
投稿頻度が1週間程度あいても大丈夫そうですね。
PV数は0でも大丈夫
検索流入はなし。
ツイッターで活動しておらず、ブログのURLも載せていませんでした。
ということで、PV数は0です。
正確には自分のスマホでアクセスしてPVありますが、悲しいことに僕以外のアクセスはありませんでした。
それでも合格するので、PV数は関係ありませんね。
審査期間は約2週間


新型コロナウイルスの影響もあり、申請時に表示される審査期間は長めになる場合があると書かれていました。
実際に申請後17日で合格しましたので、約2週間でしたね。
通常は審査2~3日程度で、早い人では1日で合格通知が来る人もいるようです。
投稿頻度や内容によっても審査期間が違っている印象です。やはり、しっかりしたブログの審査は早いイメージはありますね。
審査申請は少ない記事数がおすすめ
審査申請は少ない記事数が良いと思います。
と言うのも、Google アドセンスの審査は何度も申請することができるからです。
もし不合格になっても見直す記事が少ないので、軌道修正しやすいです。
仕事のように、早めに上司やクライアントとすり合わせるイメージですね。
記事数が多いと、どこを修正すればいいのかわかりづらくなりますので、早めに申請してみるのがおすすめです。
準備して対策しよう!
ご紹介したことをすべて行えば、必ず合格できる訳ではありません。
しかし、それぞれ準備して対策することで、アドセンス合格に近づけると思いますので、参考にしてみてください。